2024年の大河ドラマが紫式部を主人公とした『光る君へ』と発表されました。
これを見て「おおつ光ルくんじゃん!」と色めき立ったのですが、そもそも「おおつ光ルくん」の名前の由来が源氏物語の「光る君」だと思い出し、冷静になりました。
さて、石場駅から打出浜まで、紫式部と源氏物語をイメージした「紫の道」があるのをご存じでしょうか。
これまで「なんか看板があるなー」程度で見過ごしていたのですが、じっくり見てみたら新しい発見がありました。
紫の道
紫の道は石場駅から打出の浜にいたるコースのことで、その道中に4つの花壇があります。
看板の冒頭には「平安時代、紫式部は打出の浜から舟に乗り、父の赴任先越前(福井県武生市)へ共に旅立ったと言われています」と書かれており、思わず「えっ、そうなの!?」と驚きました。
1.紫の庭
1ヶ所目は石場駅のそば。
2.さざ波の庭
2ヶ所目はコラボしがの東側。
3.式部の庭
3ヶ所目は打出の森、なぎさのテラスの近く。
4.源氏の庭
4ヶ所目は琵琶湖岸からびわ湖ホールに階段を下りたところです。
見どころ
花壇といっても、季節が違うのか、ほとんど緑でした。
それでも、チェックポイントをたどって湖岸に出るのはウォークラリーみたいで楽しかったです。
打出の浜
この日はとてもいい天気で、琵琶湖がきれいでした!
釣りをしたり、散歩したり、たくさんの人が訪れていました。
イモカタバミ
途中で見かけたイモカタバミ。
源氏香図
今回特にいいなと思ったのは、4ヶ所目の源氏の庭にある源氏香図です。
源氏香図とは、香道の解答に使われる図のこと。
5種類の香りを焚いて、同じ香りだと思った線をつなぎ、できた図を解答として提出します。
解答を表す図は52種類あり、それぞれに源氏物語の章のタイトルが付けられています。
源氏の庭には、若紫、関屋、須磨、行幸、藤袴、常夏の6種類の香図を模した植え込みがありました。
行幸
須磨
再来年には大河ドラマで紫式部と源氏物語がフォーカスされるので、紫の道ももっとアピールしたらいいんじゃないかなと思いました。