※京阪大津線の回数券は2016年末で発売終了しました。
京阪大津線には専用の回数券があります。
普通回数券、時差回数券、土・休日割引回数券の3種類です。
同じ京阪でも京阪大津線(京津線と石山坂本線)でしか使えません。
また、京都市地下鉄への連絡回数券は存在しません。
独特な使い方
これが京阪大津線の回数券カードです。
いかにも自動改札機に入りそうなカードですが、入りません。
券売機できっぷと交換してから乗ります。
「カード」と書いてあるところに入れると、自動的にきっぷが出てきます。
裏面にはいつどこで引き換えたのか印字されます。
急いでいるときには交換のひと手間が面倒くさいです。
わたしはせっかちなので、帰りのきっぷを先に交換しておきます。
回数券の種類
どの回数券も、料金は普通運賃の10回分です。
子ども用は普通回数券のみとなっています。
JRの回数券と違って発駅と着駅は指定されていません。
1,700円の回数券なら、乗った駅から170円の区間ということになります。
普通回数券
11回乗ることができます。
いつでも使うことができます。
時差回数券(オフピークチケット)
12回乗ることができます。
使える時間は基本的に平日10時~16時と土休日です。
京阪の公式サイトによれば、基準となる時間は以下のとおり。
平日10時〜16時までの間に自動改札機(大津線においては券売機および自動改札機)または精算機に投入する場合
つまり引き換える時点で10時~16時ということみたいです。
土・休日割引回数券(サンキューチケット)
14回乗ることができます。
土休日なら時間は関係ありません。
回数券はどこで買える?
券売機が設置されている大津線各駅ということですが、大谷駅には売っていません。
券売機にある「回数券カード」のボタンを押して購入します。
クレジットカードは使えません。
わたしの知る限り金券ショップには売っていません。
バラで売れないからだと思います。
回数券の使用期限
使用期限は買った月の翌月から3か月目の末日です。
ちょっとわかりづらい書き方ですね。
n月に買ったら、n+3月の末日まで使えるということです。
たとえば4月1日に買っても4月30日に買っても7月31日が期限となるので、
月の初旬に買ったほうが得します。
京都市地下鉄への乗り入れ区間はどうなる?
駅員さんに聞いた話によると、
回数券で京都市地下鉄に行くと乗継割引が適用されなくなるとのことです。
たとえば170円の回数券で浜大津から三条京阪に行くと、
御陵までの差額の70円と御陵から三条京阪の260円を支払うことになり、合計500円です。
券売機で連絡きっぷを買うと430円で行けるので、
70円の乗継割引を放棄することになります。
駅員さんからは
「どうしても回数券を使い切りたい!という場合はお使いください」
という明確な回答をいただきました。
ただし蹴上・東山・三条京阪以外の駅は乗継割引が無いので、
回数券を使っても一緒です。
浜大津駅の券売機が新しくなった
現在、浜大津駅の改装工事が行われています。
入って左手にあった券売機が右手になりました。
大津駅も改装中ですし、玄関口が新しくなるのはワクワクします。
もっとにぎわうといいですね。